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税金・控除公開: 2026-01-20

譲渡所得税の計算方法【シミュレーション付き完全解説】

執筆: うめきたちゃん(編集長) / 公開: 2026-01-20

不動産を売却して利益が出た場合、譲渡所得税が課されます。計算式は意外とシンプルですが、所有期間や控除特例で税額が大きく変わります。本記事で完全に整理します。

譲渡所得の計算式

まず「譲渡所得」を計算します。

譲渡所得 = 売却価格 −(取得費 + 譲渡費用)− 特別控除

① 取得費とは

物件を購入した時の代金+諸費用です。

購入時の領収書を紛失している場合は、「概算取得費」として売却価格の5%を計上できます。ただし実額より大幅に少なくなることが多いため、領収書の保管は重要。

② 譲渡費用とは

③ 特別控除

税率は所有期間で大きく変わる

譲渡所得に対する税率は、売却した年の1月1日時点での所有期間で決まります。

区分所有期間所得税住民税合計
短期譲渡5年以下30.63%9%39.63%
長期譲渡5年超15.315%5%20.315%
10年超軽減税率10年超かつ6,000万円以下部分10.21%4%14.21%

5年と6年では税率が約2倍違うため、所有4〜5年で売却を検討している場合は1年待つだけで税負担が大きく変わります。

シミュレーション:所有10年・売却5,000万円

パターンA:3,000万円特別控除を適用

パターンB:3,000万円特別控除を使わない(賃貸等)

節税のポイント

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正確な税試算には売却見込価格が必要です。

まとめ

譲渡所得税は計算式自体はシンプルですが、所有期間・特別控除・取得費の精度で税額が大きく変動します。 マイホーム売却なら3,000万円特別控除でゼロになるケースが多いため、まずは適用要件を満たすかチェックしましょう。

よくある質問(FAQ)

Q譲渡所得税の税率は所有期間で何が違いますか?
A所有5年以下(短期譲渡)は39.63%、5年超(長期譲渡)は20.315%、10年超軽減税率は6,000万円以下部分が14.21%。5年と6年で税率が約2倍違うため売却タイミングは重要です。
Q取得費が分からない場合はどうしますか?
A概算取得費として売却価格の5%を計上できます。ただし実額より大幅に少なくなることが多く、税負担が増えるため、購入時の領収書・契約書はできる限り保管しておくべきです。
Qリフォーム費用は取得費に含められますか?
A資本的支出(耐用年数を延ばす工事)に該当するなら含められます。修繕費(壁紙交換・水回りメンテ等の現状維持)は含められません。領収書を必ず保管してください。
Q譲渡所得税はいつ払いますか?
A売却した翌年の確定申告(2/16〜3/15)で計算し、所得税は3月15日まで、住民税は翌年6月以降に分割納付するのが一般的です。
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