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税金・控除公開: 2026-01-08

不動産売却にかかる費用と諸経費まとめ

執筆: うめきたちゃん(編集長) / 公開: 2026-01-08

不動産売却で「手元にいくら残るか」を正確に把握するには、諸費用の全体像を理解することが必須です。本記事では物件価格5,000万円のケースを例に、必要な費用を網羅して整理します。

必ずかかる費用(売却価格5,000万円のケース)

① 仲介手数料:約171万円

不動産会社に支払う成功報酬。法定上限は「売却価格 × 3% + 6万円 + 消費税」(売却価格400万円超の場合)。

支払いタイミングは「契約時に半額・引き渡し時に半額」が一般的。

② 印紙税:3万円

売買契約書に貼付する収入印紙。契約金額により税額が変わります。

③ 抵当権抹消費用:1〜2万円

住宅ローン完済時に抵当権を抹消する登記費用。

④ 住宅ローン一括返済手数料:数千円〜5万円

金融機関により異なる。ネット銀行は無料の場合もあり、地銀は3〜5万円が相場。

⑤ 譲渡所得税:ケースバイケース

売却益(譲渡所得)に対してかかる税金。

状況によりかかる費用

5,000万円売却の場合の総コスト試算

取得費3,500万円・所有10年・3,000万円特別控除適用ケース:

項目金額
仲介手数料−171万円
印紙税−1万円
抵当権抹消−1.5万円
譲渡所得税0円(3,000万円特別控除適用)
引っ越し−50万円
諸費用合計約 −224万円

つまり売却価格5,000万円の場合、手取りは約4,776万円(ローン残債は別途差し引き)。

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諸費用試算には正確な売却見込価格が必要です。

まとめ

不動産売却の諸費用は売却価格の5〜7%程度が目安。さらに譲渡所得税・引っ越し・修繕等の状況依存費用が加わります。 正確な手取り計算には売却見込価格の把握が不可欠で、複数社の査定で相場感を掴むのが第一歩です。

よくある質問(FAQ)

Q仲介手数料は値引き交渉できますか?
A値引きできるケースもありますが、上限が法定(売買価格×3%+6万円+税)で値引き余地が小さいのが一般的です。専属専任媒介や複数物件の同時依頼など、業者側のメリットがある場面で交渉が通りやすい傾向があります。
Q諸費用は売却価格の何%が目安ですか?
A仲介手数料・印紙税・登記費用などで売却価格の概ね4〜6%が目安とされます。譲渡所得税が発生する場合は、これに加えて利益額に応じた税額が別途必要になる点に注意です。
Q譲渡所得税はどの程度かかりますか?
A所有期間5年超の長期譲渡で約20%、5年以下の短期譲渡で約39%が一般的な税率です。マイホーム売却には3,000万円特別控除があり、利益が3,000万円以下なら課税ゼロになるケースも多くあります。
Q諸費用の支払いタイミングはいつですか?
A印紙税は契約時、仲介手数料は契約時に半額・決済時に半額の分割払いが一般的です。譲渡所得税は売却した翌年の確定申告で納付する流れが標準とされています。
Q古家付き土地は解体してから売るべきですか?
A解体費用(木造30坪で150〜200万円程度)を上回る価格上昇が見込めない限り、古家付きのまま売る方が手取りが多くなる傾向があります。買主のローン条件にも影響するため、業者と相談して決めるのが無難です。
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